【健康コラム】野菜ジュースは生の野菜とどう違う?

野菜ジュースを野菜の代わりに飲んでいる人は少なくないようです。野菜ジュースを飲んでいれば、野菜を食べなくても健康を維持できるのでしょうか?

野菜ジュースとそのままの野菜の違い

野菜ジュースは一般的に生の野菜に比べて栄養価が低いといわれています。

野菜ジュースは、原材料の水分を除いた形で濃縮・保存し、製造する際に希釈して元の濃度に戻すという過程を経てできています。濃縮の過程では絞って加熱されるのですが、このことで主にビタミンCや食物繊維の一部が失われます。メーカーによっては足りていないビタミンCを添加しているところもあるようですが、生の野菜と全く同じ栄養を満たすことは期待できません。

また、野菜をそのまま食べると噛むことによって満腹感も得ることができますが、それに比べてジュースにすると感じにくい一面もあると思います。

上記のように考えると、野菜ジュースとそのまま野菜を食べるのでは、できる限りそのまま野菜を食べる方がよいでしょう。

気を付けたい点

また、市販の野菜ジュースには塩分や糖分が添加されているものもあります。塩分や糖分が添加されている野菜ジュースは、野菜と言えどもジュースには変わりないので、栄養成分表示をみて、添加されているかどうか、確認することをおすすめします。

野菜ジュースの取り入れ方

普段の生活の中で、野菜を一日350g摂るのはなかなか難しいこともあるかと思います。そんなときは、「補う」という考えで野菜ジュースを取り入れてみてはいかがでしょうか。

できる限り野菜を味わいながら食べることは理想的ですが、どうしても昼食にコンビニでおにぎりだけになってしまいそうなとき、外食続きでなかなか野菜を摂れないときに取り入れるのはよいかと思います。

執筆者プロフィール

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朴沢広子(ほうざわひろこ)
栄養士、慶應義塾大学院健康マネジメント研究科スポーツマネジメント専修博士課程在籍、慶應義塾大学スポーツ医学研究センター研究員。同大学健康マネジメント研究科修士課程修了後、女子栄養大学にて栄養士を取得。現在、中小企業の勤労者の健康状態、健康行動について研究している。忙しい毎日の中で実践できる、より楽しく、健康的な食事の提案に努めている。