【健康コラム】残った食材の保存方法

買い置きした食材を腐らせずに使い切るには、上手な保存が有効です。てしまうこともないでしょうか。冷凍や作り置きを活用した保存方法をご紹介します。

食材を冷凍する方法

食材によって冷凍してよいものと、少し調理してから冷凍した方がよいものがあります。

■ごはん:
 炊いて小分け(1膳分ずつ分けると便利です)にラップをして、荒熱が冷めたら冷凍
■パン:
 1枚ずつラップをして、さらに冷凍用の保存袋に入れて冷凍
■肉類:
 生のまま小分けにラップをして、空気に触れないようできればさらに冷凍用の保存袋などに入れて冷凍
 →1か月までを目安に使い切る(冷蔵庫に移して解凍)
■切り身魚:
 生のまま小分けにラップをして、空気に触れないようできればさらに冷凍用の保存袋などに入れて冷凍
 →2週間までを目安に使い切る(冷蔵庫に移して解凍)
■野菜類:
1) 生のまま小分けにして、冷凍用の保存袋などに入れて冷凍
・きのこ類、トマト、もやし、にんじん、アスパラガス、セロリ、ごぼうなど(きのこ、トマト、もやし以外は適当な大きさに切ってから冷凍)
・薬味(こねぎ、ねぎ、しょうが、にんにく、みょうがなど)はみじん切りなどにした後、使い切れる分を小分けにして、ラップをして冷凍
2) さっと下茹でしてから水気をきり、小分けにして、冷凍用の保存袋などに入れて保存
・ほうれん草や小松菜などの青菜、ブロッコリー、とうもろこしなど傷みやすい野菜

小分けにして冷凍すれば、一人暮らしでも食材を無駄なく使いきれます。野菜はあらかじめ切って小分けにしておくことで、調理の手間も省くことができますよね。ほうれん草はそのまま冷蔵庫で解凍、すぐにお浸しにできます。

作り置きを活用

土日や休日にまとめて作り置きをして冷蔵庫または冷凍庫で保存する工夫もおすすめです。

たとえば、お肉は下味をつけて冷凍庫に保存しておくと、帰宅後焼くだけで済む、ハンバーグをまとめて焼いて保存すればすぐに食事の準備ができる、きんぴらごぼうや切り干し大根の煮物をまとめて作って小分けで保存すれば副菜を作らなくて済むなど、一工夫で毎日の食事がより楽になるのではないでしょうか。

使い切りサイズも便利

また、作りおきや冷凍にも限界がありますので、スーパーで販売しているカット野菜や使い切りサイズの食材も取り入れてみてはいかがでしょうか。

少しでも無駄なく、お財布にも健康にも優しい食事を心掛けていきたいですね。

執筆者プロフィール

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朴沢広子(ほうざわひろこ)
栄養士、慶應義塾大学院健康マネジメント研究科スポーツマネジメント専修博士課程在籍、慶應義塾大学スポーツ医学研究センター研究員。同大学健康マネジメント研究科修士課程修了後、女子栄養大学にて栄養士を取得。現在、中小企業の勤労者の健康状態、健康行動について研究している。忙しい毎日の中で実践できる、より楽しく、健康的な食事の提案に努めている。

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マネーステップオフィス編集部
マネーステップオフィス編集部マネーステップオフィス編集部
お金と健康に関する記事・コンテンツ制作実績1万本以上。ファイナンシャル・プランナー(FP)を中心とした専門家による、家計、ライフプラン、保険など、幅広い生活とお金のコンテンツ制作を行っています。