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2024年10月、マイナンバーカードの免許証(以下、マイナ免許証)利用の運用開始などが盛り込まれた改正道路交通法施行令が閣議決定されました。2025年3月24日より、マイナンバーカードのICチップへ免許証情報の登録を任意で行うことができます。
変更・更新の手続きが簡易化 免許取得・更新手数料も軽減
警察庁によると、2025年3月以降は、次の3つのパターンを選択できます。
(1)マイナ免許証のみ
(2)通常の免許証のみ
(3)マイナ免許証と免許証の併用
マイナ免許証を利用した場合、住所や氏名が変更になった場合には市町村へ届け出をしていれば警察への変更届け出が不要になります。
また、免許の取得・更新時にかかる手数料は通常の免許証の場合より軽減される見通しです。各報道機関によると、新規取得時1,550円、更新時2,100円となるようです。
マイナンバーカードは健康保険証利用など機能拡充が進んでいる
マイナンバーカードには2024年11月現在、複数の機能が盛り込まれています。
例えば健康保険証としての利用をすると、窓口での受付をカードリーダーで行えます。また、一定以上の医療費負担が発生した際に所得に応じた限度額までに負担を抑える高額療養費制度を書類申請なしで受けられます。
ほかに、児童手当の受け取り手続きや県外への引っ越しなどを行う際の転出届提出といった公的手続きの一部がオンラインで行える利点もあります。
<出典URL>
警察庁「令和4年改正道路交通法(マイナンバーカードと運転免許証の一体化・オンライン更新時講習)」
デジタル庁「マイナンバーカードの利用シーン」