JR東日本の運賃が引き上げを申請 2026年3月に改定予定

写真:PhotoAC

2024年12月6日、JR東日本は鉄道運賃の改定申請を行ったことを発表しました。改定率は7.1%を予定しているとのことです。

普通運賃・通勤定期・通学定期で運賃引き上げ

今回の改定では、普通運賃が平均7.8%(8円~70円増)、通勤定期が平均12.0%(290円~2,190円増)、通学定期が平均4.9%(0円~1,180円増)値上がりします。ただし、距離や区間によっては賃率が据え置きとなっている場合もあります。
主な区間と改定後の金額額例は以下の通りです。

・東京~新橋
IC155円(+8円)、きっぷ160円(+10円)
(通勤定期4,910円(+290円))
・東京~品川
IC209円(+10円)、きっぷ210円(+10円)
(通勤定期6,240円(+300円))
・東京~新宿
IC253円(+11円)、きっぷ260円(+20円)
(通勤定期7,840円(+580円))

山手線内運賃・特定区間を廃止など運賃体系にも変更あり

賃率改定と同時に、運賃体系や区間の定めについても変更されます。

現在は、上野から成田などの特定区間内のみ、または山手線区間内のみ乗車していた場合、他の区間で乗車した場合に比べて低廉な運賃で利用ができます。
この区分について、運賃改定に合わせて見直しが行われ、特定区間の一部と山手線区間内の運賃については通常の運賃と同様の取り扱いがされるようになります。

また、JRと他社(JR東日本以外のJRも含む)の路線をまたがって利用した場合には、全区間の運賃にJR東日本の区間分の運賃を加算する「通算加算方式」が採用されることも決定しています。

<出典URL>
JR東日本「運賃改定申請のお知らせ」
JR東日本「運賃改定の申請について(補足説明資料)」

(文:年永亜美/WEBサイトTwitter