住宅ローン減税の適用期間が5年間延長へ 省エネ要件を満たした既存住宅の限度額など拡充

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令和8年度税制改正大綱にて、2025年末で終了予定だった住宅ローン減税の適用期間が延長されました。また、減税の適用条件も一部見直され、制度全体が拡充されます。

住宅ローン減税は2030年末まで延長 控除期間も一律13年に

住宅ローン減税は当初2025年末で終了する予定でしたが、適用期限が5年間延長されました。2030年末までに住宅を取得し入居した場合に適用可能となります。

2026年以降に入居する場合、省エネ基準を満たす住宅であれば、控除期間は新築・中古を問わず一律13年に統一されます。

住宅ローン減税の対象となる借入限度額が中古住宅で拡充

住宅ローン減税の対象になる借入限度額は、2026年から2030年まで、次のようになります。

【新築住宅】カッコ内は子育て世帯・若者夫婦世帯
長期優良住宅・低炭素住宅:4,500万円(5,000万円)
ZEH水準省エネ住宅:3,500万円(4,500万円)
省エネ基準適合住宅:2,000万円(3,000万円)※原則2027年まで

【既存住宅】(中古住宅)
長期優良住宅・低炭素住宅:3,500万円(4,500万円)
ZEH水準省エネ住宅:3,500万円(4,500万円)
省エネ基準適合住宅:2,000万円(3,000万円)
その他住宅:2,000万円

子育て世帯・若者夫婦世帯には、減税対象となる借入限度額が上乗せされました。また、中古住宅では省エネ性能の高い認定住宅・ZEH水準省エネ住宅の借入限度額が拡充されました。

一方で、省エネ基準適合住宅は新築・既存ともに限度額が見直され、新築は2028年以降、適用対象外となります。

床面積要件を下限40平方メートル以上へ緩和

住宅ローン減税の対象となる住宅の床面積要件についても緩和されました。

これまでは新築住宅と既存住宅で必要な床面積が異なりましたが、2026年以降は40平方メートル以上で統一されます。
ただし、所得が1,000万円を超える人や、子育て世帯・若者夫婦世帯で上乗せ措置を利用する場合には50平方メートル以上の住宅である必要があります。

<出典URL>
国土交通省「住宅ローン減税」
国土交通省「令和8年度住宅税制改正概要 」

(文:年永亜美/WEBサイトTwitter

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マネーステップオフィス編集部