あらゆる病気の中で最も死亡率の高い「ガン」。厚生労働省の人口動態統計によると、ガンは1981年以降ずっと日本人の死因第1位で、全体の3割を占める。3人に1人がガンで亡くなっている計算だ。
https://toyokeizai.net/articles/-/87744
全国健康保険協会のホームページには、「日本人の2人に1人がガンにかかる」という表記がなされている。ガン保険のテレビCMでも同じフレーズがうたわれている。
芸能人のガンがたびたび話題になるにつれ、ガンを他人事とは思えない人も多いのではないだろうか。
東洋経済オンライン(東洋経済新報社)2015年10月12日にて、がんとがん保険の解説記事を更新しました。「2人に1人はがんになる」という通説について解説。がんは身近な病気になってきているものの、実際にはどれくらい危機感をもって考えればよいのか? がん保険は入るべきか? について解説しています。
記事の見出し
「2人に1人がガンになる」のはいつか?ガンと診断される人が増えている理由
ガンと診断される人の割合は1985年以降増加している。国立がん研究センターがん対策情報センターの2013年データによると、生涯でガンと診断される確率は男性で62%、女性で46%である。これが「日本人の2人に1人がガンになる」という根拠だ。
一方で、実際にガンになるとしても、それが自分自身にどれほど差し迫ったものかは、年齢によって大きく異なる。「2人に1人」の確率になるのは、ほかの要因も含めて死亡のリスクが高まる世代になってからである、というのは知っておきたい。
若いうちからガン保険に入るのは得策か?
ガンになったときの備えとして、ガン保険は有効な手段のひとつだ。しかし、若年のうちからガン保険を契約するのは払い損なのではないか? という疑問がわいてくる。
そこで、男性が現役世代の30~50歳から、平均寿命である80歳までガン保険に契約した場合の保険料の払込総額を試算した。すると、ガンのリスクが高まる年齢に近づいてから契約したほうが、払込総額つまりコストを抑えられると思いきや、保障期間が長いにもかかわらず、むしろ若いうちに契約したほうがコストは低くなるのだ。
ガン保険は必要か?
ガンが死につながりかねない恐ろしい病であることに間違いはない。しかし、芸能人のエピソードや「2人に1人」という数字によって、必要以上に不安があおられているきらいもある。現役世代のがん罹患率、がん保険の支払いコストと得られる便益を踏まえてみると、「2人に1人」という数字の見え方は変わってくるはずだ。
※詳細はリンク先の記事をご覧ください。
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「2人に1人はがんになる」という通説の誤解(東洋経済オンライン)
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