■原状回復■

Last Updated on 2015/04/09 by マネーステップオフィス編集部

「原状回復」とは?

お部屋を借りた人は入居する前と同じ状態にして大家さんに返す義務のことです。ここまでは誰もが知っているでしょうが、問題になるのはどこまでを「入居する前と同じ状態」とするか? ということです。

単純に考えれば、「入居する前と完全に同じ状態」と考えられますが、それでは借主にとって極めて不利な条件になってしまいます。

通常、借主がお部屋に入居してから退去するまでは最低でも2年、人によっては十数年以上の時間がたっています。その間には、住んでいた人に過失や故意がなくても、日光が当たって壁紙や畳の色が変わったり、自然に壁紙がはがれたり、ふすまやドアの取っ手が寿命で外れたりすることが起こりえます。築年数が古い物件に入居したら、入居してすぐに不具合が出ることもあるでしょう。

にもかかわらずこのような劣化や損傷を借主の責任にされたのではたまったものではありません。ですから、「原状回復」には自然にできた損傷や経年劣化は含まれません。「入居する前と同じ状態」というのは私物や家具を引き揚げ、重大な汚れや傷などを元通りにすることであって、部屋を全く使わなかった状態に戻すということではありません。