糖尿病やそれにかかわる生活習慣病の多くは、初めは自覚症状がないのが特徴です。自分では元気だと思っていても、体内で発生した危険因子が、症状がないまま進行します。自分で気が付いたころには重症になっていることも珍しくありません。定期的に健診を受診し、早期発見に努めることが大切です。
病気予防のために10分でも多く体を動かそう
それと同時に大切なのが、日頃から少しでも体を動かすことです。厚生労働省は、歩行、またはそれと同等以上の強度の身体活動を毎日60分行うことを奨めています(18~64歳)。これは、歩数にすると1日8,000~1万歩にあたります。
運動やスポーツが苦手な人や、忙しくて体を動かす時間が取れない人は、少しでもかまいません。家事など生活の中で体を動かすことでも、1日に2~3分増やすと0.8%、5分で1.6%、10分で3.2%、病気などのリスクを低くできるといわれています。犬の散歩、子どもと遊ぶ、買い物をする、皿洗いをする、といったことでも、体を動かす効果はあります。
厚生労働省では、体を動かすことを奨めるメッセージとして「プラス・テン」「今より10分多くカラダを動かそう」を掲げています。まずは10分、カラダを動かすことを目指しましょう。できることから意識して、病気予防と医療費の節約を始めてみましょう!
参考:健康づくりのための身体活動基準 2013(厚生労働省)
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