令和8年度の国民年金改定 受取額・保険料ともに引き上げへ

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4月から、国民年金の受取額と保険料、ならびに在職老齢年金の支給停止となる基準額が引き上げられます。

国民年金は満額で前年度比+1,300円 厚生年金は+4,495円

年金の受取額は毎年度、物価や賃金の変動率に基づいて改定されています。今年度は物価が3.2%、賃金が2.1%増加し、マクロ経済スライドによる調整も加味された結果、国民年金は1.9%、厚生年金は2.0%の引き上げとなりました。
受取額については、それぞれ以下のとおりとなります。

■国民年金(老齢基礎年金・満額、1人当たり)
月額:7万608円(前年度比+1,300円)
■厚生年金(夫婦2人の老齢基礎年金を含む標準的な年金額)
月額:23万7,279 円(前年度比+4,495円)

上記は平均的な例のため、実際の年金額は公的年金の種類や加入期間によって増減します。

在職老齢年金の支給停止調整額は国民年金法の改正で14万円引き上げ

今回の改定では、在職老齢年金の支給停止調整額も引き上げられます。

在職老齢年金とは、60歳以降も会社勤めを続け、厚生年金保険に加入しながら受け取る老齢厚生年金のことです。月々の賃金と賞与、受給中の在職老齢年金の合計額が所定額(支給停止調整額)を超えると、年金の一部または全額が支給停止されます。

令和8年度は、働く高齢者の増加などを考慮した国民年金法改正により、支給停止調整額が見直され、65万円へ引き上げられました(前年度比+14万円)。

国民年金保険料は+410円 来年度もさらに引き上げ予定

現役世代が納める国民年金の保険料は、令和8年度月額1万7,920円(前年度比+410円)になりました。
また、来年度の年金保険料も引き上げが予定されており、1万8,290円(今年度比+370円)になると発表されています。

<出典URL>
厚生労働省「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」

(文:年永亜美/WEBサイトTwitter

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マネーステップオフィス編集部